住宅の現状
昔から健康に暮らすためには「衣・食・住」が大切と言われてきています。
昔なので当然自然素材のものということになります。
しかし、食・住に関しては価格を下げる為に人口的なものが使われてきました。
その結果、「住」で言えば化学物質過敏症・シックハウス症候群・
アレルギーの増加になってしまいました。
「食」も「住」も価格を下げる為に、健康を考えずに安く・早く・より儲けを出すため
に考えた結果なのです。
建築では、シックハウス法によりF☆☆☆☆建材が普及し一時よりは化学物質過敏症にかかる人は
減ったとも言われていますが全くなくなった訳ではありません。
人によってはF☆☆☆☆建材でも化学物質過敏症になってしまった人もいるというのが現状です。
最悪「死」を考えてしまうこともあると聞きます。
建材に含まれている有害物質は、ほとんどの方は新築物件を見学してもわかりませんが、
化学物質過敏症の方は、ドアを開けた瞬間からわかります。
私も、分譲住宅の新築物件の前を通るだけで臭いを感じることもありますし、
そのようなお宅で仕事すると気分が悪くなることもあります。

家は保険みたいなもの
命を守るべき「家」なのに、なぜ健康に暮らせないのか。
疑問ですよね。答えは簡単「まだまだ健在には有害物質を含んでいるということです。」
では、どうしたら防げるか。
それは、「自然素材の家」で暮らすということです。
でも、「自然素材の家」って高いでしょ?という方が大半だと思います。
ましてや、今は高性能住宅で高い建築費で建てて省エネして、
光熱費が安く済むのでトータルすると安いですよっていうのが、建築業界の流れです。
ただ、家とは?と考えた時、高性能である必要があるのか。
大工の私からすると高性能住宅=いい家=健康=豊かな生活とはならないような気がします。
データや計算では参考にはなりますが、そもそも「家」とは・・・
人の健康を守るのが目的です。
「健康」=「豊かな暮らし」
人それぞれに豊かな暮らしがあって、全ての人に高性能住宅が当てはまるかとは思えないし、
高性能住宅を造っている会社さんもそれは望んではいません。
私達の考える「家」とは上記のようにはならない家づくり=「自然素材の家」です。
先ほども言いましたが、「自然素材の家」って建築費用が高いと思われますが、
分譲住宅やローコスト住宅に比べたら、素材が違いますから建築費用は高くなりますが、
30坪1800万円の化学物質過敏症になるかもしれない家を買ったり建てたりするよりは、
30坪2400万円の健康で豊かに暮らせる家の方がいいと思います。
その差額600万円。
その中に潜んでいるのは、
病気になるかも
病院に入院
病院に通院
食事制限
家族の中に一人病気になると家族が大変になるかも
結局最後は花粉症
アレルギーがいつ発症するかわからないリスク
などなど
これらはそうなるとは限りません。
でもそうなる可能性は、自然素材の家よりは高いのはわかっています。
逆にその差額で得られるもの
健康
家族の笑顔
熟睡
豊かな生活
調湿する空間
アレルギーにならない可能性大
省エネ
などなど
化学物質過敏症などになってからは、大変ですし家族も巻き込まれます。
アレルギーになってしまい「死」を考えてしまう人もいます。
そのぐらい「家」といのものは「生活」に直結するのです。
そうならないように健康に暮らすための「保険」と考えて自然素材の家に暮らすべきです。
また、自然素材の家に暮らし始めると、家が好きになり
外出・外食の回数も減り、家で過ごす時間が増え、
家族が円満になり、無駄な出費も減ります。
みんな、化学物質過敏症になるとは限らないと思う方がいるとは思いますが、
現代人のほとんどが花粉症です。
化学物質過敏症にはならなくても、花粉症というアレルギーになる可能性は大きいのです。
一生を健康で暮らすには、健康住宅という大きな財産=健康保険と考えると
自然素材の家はコストパフォーマンスは高いです。