木を伐って使って植える大切さ
木材は大気中のCO₂(二酸化炭素)を吸収して育ちます。
皆さんが生活することで出されるそのCO₂は、育ちながら木の中で固定してくれますので、地球温暖化対策に大きな力を発揮してくれています。
いっぱい吸収してくれた木を伐って新たな木を植えることで木材がまたCO₂を吸って地球温暖化対策に大きな力を私たちに貸してくれます。

人間ではとてもできないことを木は代わりにやってくれているのです。
だから、人が生きていくには無くてはならない存在となるのです。
では、伐った木はどうするのか?それは我々が材木として家をつくったり・直したり、木工製品をつくることで有効に活用されるのです。
木をつかうものづくりは「木」を通じて地球温暖化対策の役割を果たす意味もあります。
国産材を利用することは製造に要するエネルギーが小さく、輸送距離も短いので輸送に伴うCO₂排出が少なくて済みます。
また、木材は燃料としても利用できますし、腐って土に還るのでごみも問題になりません。
これらの木材が循環することをカーボンオフセットといい環境対策の一つでみんなの力を合わせれば大きな地球温暖化対策になります。

それともう一つ。荒れた山からには豊かな養分が川に流れないので下流の海には魚が育たなくなります。
それでは漁師さんは困ります。そうならないように漁師さん達は魚を捕るために山を登り綺麗にします。
でも、上記のように木を使う事になれば山に人が入り管理されることで森がきれいになり、豊かな養分が川へ流れれば美味しい魚も食べ続けられることになります。
木を使う事は環境問題だけでなく食の問題にもかかわりがあるのです。
