セルロースファイバーとは、新古紙を繊維状にしたもので、柱と柱の間に吹込む自然素材の断熱材です。現場で吹込むことでこれまでの内断熱材では難しかった、柱・梁・間柱・筋交いなどの狭い箇所にも、隙間を作らずに吹込むことができ断熱材施工には必須の高密度な工事が可能となりました。
最新の改正省エネ基準をさらに10%上回る『認定低炭素住宅』相当の断熱性能を有しているのも特徴です。
自然素材の持つ力を活かしてつくる木の家づくり。すべてを自然素材でつくる家は、高性能設備機器が無くても快適に暮らせます
断熱工法には、外張り断熱や気密シート+充填断熱などの高気密高断熱工法が一般的になってきましたが、弊社の【kinoie】づくりでは透湿工法を採用しています。聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単に説明しますと家全てが呼吸してくれるつくりです。
丸ごと自然素材でつくると、空間内に有害物質が発生しても、空中の湿気が包んで外の方向に持って行ってくれて吐き出すことで空気を浄化してくれる仕組みの断熱工法です。この透湿工法で最大のポイントが、【kinoie】の魅力でもご紹介した年中室内干しOK・室内でのペットの臭いしないなどがあります。
ゼロ・アレルギー・ハウスでは、もしもの大地震から人の命と財産を守るために耐震等級3を目指します。
また、土台・柱・梁などの構造体は、接着剤で張り合わせたような人工的に作られた建材などは、経年による劣化や荷重などのたわみからくる歪みに耐えられなくなり破損するなどが考えられるので、無垢の材料を使用します。
使用する床材は、安価なフローリングでは、人や家具などの荷重や頻繁に使用することで起きる表面の劣化が早くて5年以内から遅くても10年以内に起こり弊社でも、劣化の補修や張替えのリフォームの依頼があることから、長年使用できることとメンテナンス性から無垢材を使用しています。
これは階段材や建具材・造作材においても共通の事が言えますので基本的に無垢材を使用することとしています。
トータルコストの掛からない家づくりが、環境を守る役割になると考えています。
木造軸組み工法は、土台・柱・梁などの構造材は木の家の主役です。
杉や桧の構造材は、丈夫な住まいを造るためだけではなく、家の中でも森にいるような落ち着いた雰囲気づくりに欠かせないものです。
安田工房の家づくりはその主役をなるべく見せるようにして本当の木の家づくりをしています。
(真壁工法)
その主役も夏場の湿度の高い時期には吸湿、冬場の湿度の低いときには放湿と調湿という役割で快適な暮らしのための脇役も担ってくれています。
弊社では、基本的には工期と予算の面を考慮してプレカットを採用しています。
土台や大引きをバーナーで焼いて炭化処理することにより健康的に安心で安全な吸湿・防腐・防蟻の効果を発揮する処理をしています。
炭化させることにより土台表面に撥水効果が出ますので、水も虫も寄せ付けなくする効果が期待できます。
炭は多孔質構造、アルカリ性、吸着性が高く、ミネラルが多いという性質を持っています。その持つ力を効率良く最大限に生かす為に表面を焼く炭化処理することにより、一生炭化していますので長い間構造を長持ちさせます。
また経年による効果が薄れる可能性のある塗布・散布・注入の防蟻防腐材に比べると安心です。
家を長い間守るためには屋根が大事です。
安田工房の家づくりは現場の状況にもよりますが軒の出を多く出したり庇を造ったりして雨や紫外線から建物を守るようにしています。
仕上げ材に関しても雨や雪から守るということや建物の形状から地震に強い家を造ることを考慮しまして、陶器瓦もしくはガルバニウム鋼板の屋根をご提案させていただきます。
外壁は、屋根と同様に家を守るためには大切な役割と建築物としての装いを兼ねる部分ですので、両方を併せ持ったものを選びたいものです。
安田工房の家づくりでは、モルタル下地のジョリパッド吹付やリシン材の塗り仕上げガルバニウム鋼板のサイディングなど予算と外観イメージからお選びできます。
どうしても予算を抑えたくなる外壁ですが、トータルコストからするとどれも金額的な差はないのでいいものをより長く使えるものをおススメしています。
毎日体が触れる場所です。木のぬくもりを肌で感じながらの生活は心を落ち着かせてくれます。
また、無垢の床板は裸足で生活したくなるので足の裏に刺激を与えることにより健康にもいい影響を及ぼしてくれます。
寒い冬場でも温もりが感じられるのが自然素材の特徴で、人工的に作られた無機質のフローリングは人の熱を足の裏から奪ってしまいますが、無垢の床板などは人の熱を跳ね返してくれるので温かく感じます。反対に夏場は、ベタつき感が一切感じられないので涼しさを感じさせてくれます。
おススメは木のぬくもりが一番感じられる杉の30㎜床板。合板などの下地材を使わない30㎜の杉の床板は、丈夫でしかも無垢材なので吸湿効果もあり床下も安心です。床下点検口を開けると木のいい香りがします。
工法やお客様の希望によっては15㎜の杉・桧・パイン・ナラなどの床板もお選びできます。
家の内部の壁は常に目に入るところです。
天然素材の漆喰の塗り壁と杉などの天然木そしてそれらを照らすほのかに輝く電球色の照明は目と心をやさしく包み癒してくれます。
春夏秋冬それぞれ違った表情と温もりが感じられるのが魅力です。
また漆喰は調湿性もあり、木と漆喰とセルロースファイバーの調湿最強トリオは家族を健康に導いてくれます。
体が木に触れるその前に触れるのが塗料です。健康的なものを使いたいですよね。
柱・梁の構造材や床・鴨居・手すりなど造作材などの木部には、自然塗料リボスで仕上げていきます。
ウレタン塗装等の人工的な塗料とは違い傷もつきやすく変色もしますがそれが自然です。
人工的な塗料についた傷はお客様が補修することはできませんが、自然塗料の傷はお客様でも補修も出来ますし色の変化を楽しみながらそれが味わいや生活の歴史に変わります。
住宅の断熱工法は、防湿型と透湿型に分かれます。イメージとしては、防湿型はビニールに包まれる・発泡スチロールの箱で、透湿型は紙袋に包まれる・段ボール箱と思ってください。もしあなたがペットで長い間車で揺られながら運ばれるとしたら、どちらで包まれて運ばれたいですか?
ほとんどの方は、後者の紙袋・段ボール箱と答えると思います。なぜなら、息苦しくないから。長い間入って運ばれたこともないのにそうの様に思われる人が多いです。自然とその答えが出るという事は、木を原材料とした断熱材が人にとって最適だと思うので弊社は、古紙などを原材料にしたセルロースファイバー断熱材でつくる【透湿工法】を採用しています。
断熱材は、家や家族を包むために大きな役割を果たすために大切な工事です。
断熱材の種類については適材適所で断熱材を施工しています。
標準断熱施工
屋根断熱は壁断熱材でも使用するセルロースファイバー
条件によっては、撥水性・耐久性・施工性から硬質ウレタンフォーム保温板を使用します。
壁断熱は、高密度に施工できるセルロースファイバー
セルローズファイバーは現場で吹込み施工なので密度が高く冷暖房の効率が高くなります。また、古紙の原料は「木」ということで調湿性もあり家の壁全体が「呼吸してる」ことで、構造材の木とセルロースファイバーが快適空間をつくり家族を健康へと誘導してくれます。
木と漆喰の空間と薪ストーブの相性は抜群です。
冬の優しい日差しと漆喰壁、そこに薪ストーブの火の揺らめきが寒い冬でも心豊かな生活にしてくれます。
また、住宅街などで薪ストーブに抵抗がある方で、エアコンではない暖房器具をご希望の方は、ペレットストーブもおすすめです。
新築計画時に薪ストーブの設置計画が必要となりますが、お引き渡し後の設置も可能です。
家づくりは施工業者だけやお客様だけの意見や要望だけで建てることはできません。
多くの人の知識と経験の協力が必要です。
まずは、私たち安田工房とお客様が打合せを重ね信頼関係を築きながらどのような生活スタイルで暮らしがしたいのかお聞きしまして、私たち安田工房と各業種・職人が協力して夢の実現に全力を尽くします。